名曲ボレロを3種類使用し、それぞれのボレロに過去・現在・未来を意味づけ。 ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』と絡め、女性の社会での居場所をダンスを通して描きます。
100年前に希望を持って日本から海外へ渡った「写真花嫁」。 振付・伊藤直子の祖母の実話と、多くの写真花嫁の物語『屋根裏の仏様』(ジュリー・オオツカ著)に着想を得て描いたダンス大河物語。
赤い花は“生”の、白い花は“死”のイメージです。 毎年日本列島に咲く桜の季節を待つ日本人の心情を軸に展開。 亡くしたもの、失ったもの、見えないもの等、個人の記憶と出来事を絡め視覚化。 約束されたことの何一つない人の営みの中で、花の季節を待つ女たちの物語を展開します。
家を舞台に女性たちの記憶の断片の数々が様々な出来事となって現代に蘇るダンスの物語。 記録された映像、リアルタイムの映像、そしてダンスが混在する中で家や家族をテーマにしたファンタジーが生じ、故郷を遠く離れた女の一生を綴ります。 平成20年度文化庁芸術祭受賞作品、2011年ポーランド国際フェスティバルシュツコヴァニエ2011」で観客賞受賞。
「亡くなった子供達の住む場所は、きっと空にあるのだろう・・・」。 “現在をなくした子供達”が過去の情景となって流れていく中で、「女三界に家なし」広い世界のどこにも安住の場所がないといわれる女の一生が浮かび上がります。 ダンス、朗読、映像、美術、衣裳と多様な表現手段が集まり創る、わすれない、わすれられない物語です。
ダンサー達を小さな村の住人に、ゲストダンサーを村長に設定。かえるの王様の発表する「ポワント条例」から物語が始まります。 この命令を受けて、村民は必死にポワントに挑戦します。日常的な営みをポワントを履いて行う不条理を視覚化した童話仕立てのダンス物語です。